羽織り   道行コート   雨ゴート
              



着物の上に着るものに、コートや羽織があります。
防寒用のものとおしゃれ用のものに分かれます。

羽織は格式高い着物に合わせるには向かず、気軽な着物の上に羽織ります。
礼装、正装の時には道行きコートを着ます。礼装の時は無地のコートを。


他には、雨除けとして、丈が足首まである雨ゴート、しゃれっぽく着られる道中着などがあります。

また、コートは玄関先で脱ぎますが、羽織は脱がずにそのままでいます。



羽織

道行コート

 喪のときは・・・



羽織(はおり)




きものとのあわせ方

礼装には向きません。柄付けによって普段の着物から略礼装まで合わせることができます。
卒入学やお宮参り、見合いの付き添いなどの略礼装の時には、色無地、一つ紋の羽織を合わせると良いでしょう。
一つ紋付の色無地羽織
多少改まった外出着には、絵羽模様や、色無地の羽織が良いでしょう。
絵羽模様の羽織
色無地の羽織
日常着として着るのであれば、絞りや小紋染めのものを。
絞りの羽織
小紋染めの羽織


その他の羽織の柄付け

総絞り
絵羽模様の絞り
小紋柄の総付け
染めの絵羽模様





道行コート(みちゆきこーと)



きものとのあわせ方

礼装や正装、またはしゃれ着として、様々に着られます。
結婚式や披露宴などの礼装には、式場に着くまでは無地の道行きコートを合わせましょう。

式場に入る前に脱ぎます。
色無地の道行き
黒の道行き
多少改まった外出着には、無地か、小さい小紋柄、絵羽模様の道行きコートが良いでしょう。
小さい小紋柄
絵羽模様
日常着として着るのであれば、紬地のものしゃれ味のあるものを合わせ、あまり格調高い柄が入らないものが良いでしょう。

他には道中着をあわせることもあります。
紬地の道行
しゃれっぽい道行
道中着





喪のときは・・・



きものとのあわせ方

主に黒か地味な色合いのものを用います。
喪のときは黒のコートが最適でしょう。
黒の道行きコート
半喪のときは、黒か地味な色の道行きコートを。

又、既婚者の場合、黒の一つ紋付きの羽織を合わせることもあります。
この場合、紋のない着物に羽織って略喪装とするので、黒喪服には羽織りません。
地味な色の道行きコート
一つ紋付の黒羽織

弔辞に用いる着用例を見る




 着物リサイクルかないや